2015年11月19日木曜日

技と工夫のアーカイブ10 『白い空間に根曲り木のある家』 〜木と鉄の相性〜

『白い空間に根曲り木のある家』 竣工:平成23年12月


私たちは木の家をつくるのでイコール和風建築の作り手と捉えられがちですが、決してそれにこだわるわけでなく、あくまで住む人がいつまでも清々しい気持ちで暮らせる家にしたいと考えています。和風か洋風かはあくまで仕上げの違いによることが多いのですが、使う素材によって家の印象が大きく変わることもあります。



2階建ての住まいの重要な鍵となる階段。多くの場合は木で造作しますが、この住まいでは踏み板はタモ材にしたものの桁は鉄骨で作りました。もちろんオリジナルです。
この白い鉄骨が木材だったら家全体の印象はぐっと落ち着くと思いますが、鉄骨でしかも白く塗装したことで重厚さや圧迫感がなく、明るく軽快な印象になり、漆喰壁との組み合わせで家を広く見せる効果も生んでいます。

また写真からわかるように木と鉄の組み合わせも似合っていて、木だけでつくるのとは違う魅力になっていると思います。塗装をしない無垢の木は、どんな素材とも相性が良く、和洋の概念に囚われない心地よい住まい空間を作ってくれます。







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